「同化」を基本とした日本の植民地教育。中でも「言葉」からの同化、すなわち国語(日本語)教育はその中核であった。本書は当時の国語教科書を文字と挿絵から丹念に読み解き、その背景にあった政策の意図やその変遷、さらに描かれた内容から、当時の人々の暮らしまで分析。日本と台湾の近代を浮き彫りにする好著